- アンケート調査
2025.08.18
【無料配布】シニア層の睡眠習慣の実態調査レポート 2025年
本レポートでは、50歳以上のシニア層を対象に睡眠習慣に関する意識と実態調査を実施しました。日中の不調や、睡眠の可視化サービス利用状況、睡眠改善への情報ニーズなど、シニア世代の睡眠課題と改善への取り組み状況が明らかになりました。

- 過半数が抱える日中の強い眠気
- 限定的な睡眠可視化サービスの利用
- 自己管理重視の情報ニーズ
睡眠が十分にとれていないことによって、日中に不調を感じることはありますか?(有効回答者数:447名)
「ときどきある」(47.4%)が最多で、「よくある」(14.8%)と合わせると60%以上の方が睡眠不足による日中の不調を経験しています。
6割を超えるシニアが睡眠の問題を実感している結果は、加齢に伴う睡眠パターンの変化や、生活習慣、健康状態の影響が現れていることを示しています。
日中に、どのような不調を感じることがありますか?(複数回答可)(有効回答者数:399名)
「日中に強い眠気を感じる」(52.4%)がトップで、「頭がぼーっとする、集中力が続かない」(25.6%)、「目覚めが悪く、起きるのがつらい」(16.3%)が続きます。「イライラしやすい、気分が落ち込みやすい」(13.8%)や、「肌荒れや体調不良が起こりやすくなった」(13.8%)も一定数見られます。眠気と集中力の低下が主要な症状として挙げられており、これらは日常活動や社会参加に直接的な影響を与える深刻な問題です。
また、精神面や身体面への影響も確認されており、睡眠不足がシニア世代の包括的な健康状態に多面的な悪影響を与えていることが明らかです。この結果は、睡眠改善が単なる疲労回復を超えて、生活全般の質向上につながることを示しています。
睡眠の状態を、数値やグラフで把握できる製品やサービスを利用したことはありますか?(有効回答者数:447名)
「いいえ」(87.9%)が約9割を占め、「はい」(12.1%)は少数にとどまっています。この低い利用率の背景には、デジタル機器への心理的ハードルや、操作の複雑さ、費用面での懸念、効果への疑問などが複合的に影響していると考えられます。
睡眠の可視化は関心のある分野である一方、既存のサービスや製品が利用者のニーズや能力に十分対応できていない現状が浮き彫りになっており、よりアクセスしやすい形での提供方法の検討が必要です。
調査項目
- 睡眠不足による日中の不調の有無
- 日中に感じる具体的な不調の内容
- 睡眠状態の可視化サービスの利用経験
- これまでに利用した睡眠関連ツール・サービス
- 今後、睡眠改善のために知りたい情報
調査対象 | 「コスモラボ」のアンケートモニター |
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調査地域 | 全国 |
調査方法 | ネットリサーチ |
調査時期 | 2025年7月23日 |
回答者数 | 447 |
調査会社 | コスモラボ ( コスモヘルス株式会社 ) |