- アンケート調査
2025.09.25
【無料配布】シニア層の秋の体調変化と対策調査レポート 2025年
本レポートでは、50歳以上のシニア層を対象に、秋の体調変化や秋花粉症、感染症への不安と対策について意識と実態調査を実施しました。季節の変わり目に直面する不調や予防行動の実情が明らかになりました。

- 二分される秋の体調変化実感
- 疲労感と運動機能低下が主な不調
- 4人に1人が経験する秋花粉症の影響
秋になると体調に変化を感じますか?(有効回答者数:782名)
「感じる」(52.8%)と「感じない」(47.2%)がほぼ拮抗しており、シニア世代の秋の体調変化実感は明確に二分されています。過半数が何らかの体調変化を実感している一方で、約半数は特段の変化を感じていない状況は、個人の体質や健康状態、生活環境、季節への感受性などが大きく影響していることを示しています。
この結果は、シニア世代における季節性の健康課題が一様ではないことを明確に表しており、健康支援においては個別性を重視したアプローチの必要性を示唆しています。また、変化を感じない層についても、自覚症状がないだけで潜在的な影響を受けている可能性もあり、予防的な健康管理の重要性が浮き彫りになります。
秋に感じやすい身体の不調を教えてください(複数回答可)(有効回答者数:413名)
「疲れやすい」(69.7%)が圧倒的多数で、「筋肉や関節の不調」(36.8%)、「睡眠の質が下がる」(23.0%)、「冷えを感じる」(21.8%)が続きます。「アレルギー症状(ブタクサ・ヨモギなどによる鼻炎など)」(17.9%)や、「気分の落ち込み」(17.2%)も一定数見られます。疲労感を7割近くが経験している結果は、秋の気温変化や湿度低下、日照時間の短縮などが身体の恒常性維持機能に負担をかけていることを示しています。
筋肉や関節の不調も3分の1以上が経験しており、寒暖差による血行不良や筋肉の緊張が影響していると考えられます。睡眠の質の低下や冷え、さらには精神面やアレルギー反応まで幅広い症状が確認されており、秋の体調変化が多角的で複合的な問題であることが明らかです。
秋花粉症(ブタクサ・ヨモギなど)の症状を感じたことはありますか?(有効回答者数:782名)
「感じたことがある」(24.7%)が約4人に1人で、「感じたことはない」(63.4%)が多数を占めます。「わからない」(11.9%)も1割以上存在し、潜在的な未認識の花粉症の存在が示唆されます。4人に1人が秋花粉症の症状を経験している結果は、春の花粉症ほど知名度は高くないものの、相当数のシニアが秋特有のアレルギー症状に悩まされていることを示しています。
「わからない」が1割以上いる状況は、症状があっても秋花粉症と認識していない、あるいは他の原因と混同している可能性を示唆しており、適切な診断と対策の重要性が浮き彫りになります。
調査項目
- 秋の体調変化の自覚症状
- 秋花粉症の自覚症状の有無
- 秋花粉症の生活への影響について
- 秋花粉症の具体的な対策
- 秋や冬の感染症の不安や具体的な対策
調査対象 | 「コスモラボ」のアンケートモニター |
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調査地域 | 全国 |
調査方法 | ネットリサーチ |
調査時期 | 2025年8月27日 |
回答者数 | 782 |
調査会社 | コスモラボ ( コスモヘルス株式会社 ) |