- アンケート調査
2025.09.18
【無料配布】シニア層のコミュニティ参加実態調査レポート 2025年
本レポートでは、50歳以上のシニア層を対象に、コミュニティ参加の有無や目的、頻度、満足度、参加障壁、今後の希望について意識と実態調査を実施しました。シニア世代の社会参加意識と課題の実情が明らかになりました。

- 約7割がコミュニティに非参加
- 健康と地域活動を軸とした参加パターン
- 参加者の極めて高い満足度
現在、コミュニティに参加していますか?(有効回答者数:609名)
「特に参加していない」(69.3%)が圧倒的多数を占め、「リアル(対面)で参加している」(24.5%)や、「オンラインで参加している」(3.3%)、「リアル(対面)とオンラインの両方で参加している」(3.0%)と続きます。約7割が非参加である現実は深刻で、シニア世代の社会参加機会の不足を示しています。
参加者の大多数が対面形式を選択しており、直接的な人間関係やリアルな交流を重視する傾向が明確です。オンライン参加は限定的で、デジタル技術の活用による参加拡大には課題があることが分かります。この結果は、シニア世代の社会参加促進において、対面での機会創出と参加へのハードル軽減が重要な課題であることを示唆しています。
現在、参加しているコミュニティを具体的に教えてください(複数回答可)(有効回答者数:187名)
「健康・スポーツ(ウォーキング、体操、太極拳など)」(47.1%)が最多で、「ボランティア・地域活動」(43.3%)や、「趣味・サークル(カラオケ、園芸、手芸など)」(38.0%)が続きます。「同世代交流(おしゃべり会、食事会など)」(30.5%)や、「学び・文化(カルチャースクール、読書会など)」(19.3%)も一定の支持があります。
健康・スポーツ活動の人気の高さは、シニア世代の健康への関心と身体機能維持への意識を反映しています。ボランティア・地域活動も同水準で高く、社会貢献への意欲と地域とのつながりを求める気持ちが強いことが確認されました。この結果は、シニア世代のコミュニティ参加が単なる娯楽や時間つぶしではなく、健康維持と社会貢献という明確な目的意識を持った積極的な社会参加であることを示しています。
そのコミュニティには、どのくらいの頻度で参加していますか?(有効回答者数:187名)
「週に2回以上」(34.8%)が最多で、「月に2〜3回」(23.5%)、「週1回程度」(20.9%)と続き、「月1回以下」(15.0%)や、「不定期/気が向いた時」(5.9%)は少数派です。参加者の約3分の1が週2回以上という高頻度で参加している結果は、コミュニティ活動がシニア世代の生活の中で重要な位置を占めていることを示しています。
週1回以上の参加者が過半数を占める状況は、単発的な参加ではなく、継続的で習慣的な社会参加が行われていることを表しています。この高い参加頻度は、活動への満足度の高さと相関していると考えられ、充実した活動内容が継続参加を促進していることが窺えます。
調査項目
- コミュニティへの参加状況と具体的な内容
- コミュニティへの参加頻度と目的
- 参加しているコミュニティの満足度
- コミュニティへの参加のしづらさ
- コミュニティを知ったきっかけ
- 今後参加したいコミュニティの内容と参加形式
- 今後参加したいと思うコミュニティのポイント
調査対象 | 「コスモラボ」のアンケートモニター |
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調査地域 | 全国 |
調査方法 | ネットリサーチ |
調査時期 | 2025年6月11日 |
回答者数 | 609 |
調査会社 | コスモラボ ( コスモヘルス株式会社 ) |