- アンケート調査
2025.06.17
【2025年版】シニア層の熱中症・暑さ対策実態調査レポート
本レポートは、50代以上のシニア層322名を対象に実施した「熱中症・暑さ対策」に関するアンケート調査結果を分析しました。実施状況、意識、ニーズを多角的に検証し、シニア世代の暑さ対策における行動傾向と今後の示唆が明らかになりました。

- 約9割が基本の水分補給を実践済み
- 外出時の必需品「日傘・帽子」が6割超
- 暑さ対策として「水分補給」に期待
熱中症になった経験はありますか(有効回答者数:322名)
「ない」と回答した人が72.0%と最多であり、多くのシニアは熱中症の自覚経験がないことが窺えます。一方で「ある(自己判断)」は19.3%、「ある(医師の診断あり)」も8.7%おり、約3割の人が何らかの体調異変を認識しています。医師診断を受けた人の割合も一定数存在することから、症状を軽視せずに医療機関へ相談する行動が一部で浸透していると考えられます。
シニア層においては、熱中症の症状を自覚しにくい場合もあるため、予防行動の重要性がより高いと言えるでしょう。経験の有無に関わらず、継続的な対策の必要性が示唆されます。
実際に行っている暑さ対策を教えてください(複数回答可)(有効回答者数:322名)
「水分をこまめにとる」(90.7%)が最多で、次いで「エアコンを使う」(80.4%)、「帽子や日傘を使う」(63.7%)と続きました。「通気性の良い服装を心がける」(55.3%)や「扇風機・サーキュレーターを使う」(55.0%)なども半数を超え、複数の対策を組み合わせて実施する傾向が見られます。
シニア層の暑さ対策は多面的に実施されており、基本的な対策である水分補給とエアコン使用は8~9割に浸透しています。外出時と在宅時の両方に配慮した対策が取られており、予防意識の高さが確認できます。
ご自宅にはエアコンがありますか(有効回答者数:322名)
「一部の部屋にある」が52.2%と最も多く、「全ての部屋にある」は44.1%です。一方、「ない」は3.7%と少数にとどまっています。シニア層の住環境において、エアコンの設置率は極めて高いことが確認されますが、「全室設置」までは至っていない家庭も多く、部屋ごとの利用に偏りがあることが示唆されます。
エアコン設置率の高さは、熱中症対策への意識の表れですが、全室完備でない場合の移動時・就寝時の対策が課題となる可能性があります。設置済みの機器を効果的に活用するための使用方法の啓発も重要でしょう。
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調査概要
調査対象 | 「コスモラボ」のアンケートモニター |
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調査地域 | 全国 |
調査方法 | ネットリサーチ |
調査時期 | 2025年5月7日 |
回答者数 | 322 |
調査会社 | コスモラボ ( コスモヘルス株式会社 ) |