- アンケート調査
2025.10.10
【無料配布】シニア層の歯のメンテナンスと口腔健康意識調査レポート 2025年
本レポートでは、50歳以上のシニア層を対象に、歯・歯茎の健康状態や、歯周病経験、定期健診の頻度、日常ケアや咀嚼力維持の取り組みなどについて意識と実態調査を実施しました。シニア世代における口腔健康管理の実態と課題が明らかになりました。
- 6割が歯の健康を実感
- 約4割は歯周病診断経験あり
- 歯の予防意識の差が鮮明に
現在、ご自身の歯や歯茎の健康状態についてどう感じていますか?(有効回答者数:518名)

「まあまあ健康」(48.6%)が最多で、「とても健康」(10.8%)を含めると約6割が良好と感じています。一方で「あまり健康ではない」(27.2%)と「問題が多い」(13.3%)を合わせた約4割は不安を抱えており、健康感は二極化しています。
背景には定期健診や補助的ケア習慣の差、既往症の有無などが影響していると考えられます。自己評価が高い層でも加齢に伴う機能低下は避けられず、過信によるケア不足を防ぐ啓発が求められます。
これまでに歯周病と診断されたことはありますか?(有効回答者数:518名)

診断歴について「なし」(50.6%)が最多ですが、「ある」(40.3%)も高く、シニア層に歯周病が広く浸透している実態が浮き彫りとなりました。「わからない」(9.1%)も一定数存在し、自覚の乏しさや診断の曖昧さが見られます。
歯周病は進行しても自覚症状が軽微な場合が多く、未治療や放置がリスク拡大につながります。定期的な健診による早期発見や、家庭でのフロス・歯間ブラシ活用など多角的な対策が必要であり、未診断層への啓発も重要です。
歯科医院での定期健診やクリーニングはどのくらいの頻度で受けていますか?(有効回答者数:518名)

「3か月に1回程度」(41.5%)が最多で、予防意識の高さを示す一方で、「ほとんど行っていない」(26.3%)も四分の一超存在し、健診習慣は二極化しています。「半年に1回程度」(17.8%)や「1年に1回程度」(14.5%)といった中間層も一定数おり、全体として頻度は分散傾向です。
受診しない背景には費用やアクセス、痛みへの不安があると考えられ、負担の軽減策や巡回型健診などの仕組みづくりが有効といえます。
調査項目
- 自身の歯や歯茎の健康状態と歯の本数
- 歯周病の診断歴
- 歯科医院での定期検診やクリーニングの頻度
- 歯周病予防のために普段行っているケア
- 硬い食品を食べることへの抵抗感
- 噛む力を維持するため行っていることや摂っている食品
| 調査対象 | 「コスモラボ」のアンケートモニター |
|---|---|
| 調査地域 | 全国 |
| 調査方法 | ネットリサーチ |
| 調査時期 | 2025年9月17日 |
| 回答者数 | 518 |
| 調査会社 | コスモラボ ( コスモヘルス株式会社 ) |