• アンケート調査

2026.05.29

【2026年版】シニア層の健康習慣に関する実態調査レポート

本レポートでは、50歳以上のシニア層を対象に、健康のために何を最も大切だと考えているか、そして今後どのような健康情報を知りたいかを調査しました。健康意識の中心には食事や睡眠といった日常習慣がありつつ、その先で知りたい内容はより具体的で実践的なテーマへ広がっている実態が見えてきました。

【2026年版】シニア層の健康習慣に関する実態調査レポート
  • 健康の土台として、食事と睡眠への重視が際立つ
  • 知りたい情報は、抽象論よりも“原因”と“日常でできる対策”に集中
  • 関心の高い内容は、続けやすい行動へ落とし込める実践知に向く

健康のために最も大切だと思うものはどれですか?(有効回答者数:2079名)

健康のために最も大切だと思うものはどれですか?(有効回答者数:2079名)
「食事」(46.7%)が最も高く、「睡眠」(41.3%)が続きました。「運動」(7.4%)や「人との交流」(4.0%)はそれより大きく低く、健康意識の中心が食事と睡眠に集中していることが分かります。

シニア層にとって健康づくりは、何かを新しく始めることより、毎日の暮らしをどう整えるかが出発点になっているようです。特に食べ方と眠り方は、体調管理の最も身近で確実な土台として捉えられていると考えられます。

A.実際には複数の要素が関係しています。あなたがもっとも知りたいテーマを教えてください。        Q.今後、健康のために特に知りたいことは何ですか?(有効回答者数:2079名)

A.実際には複数の要素が関係しています。あなたがもっとも知りたいテーマを教えてください。        Q.今後、健康のために特に知りたいことは何ですか?(有効回答者数:2079名)
最も知りたいテーマは「病気や不調の原因」(20.7%)がトップで、「食事・栄養」(15.1%)、「腸内環境」(14.4%)、「免疫力」(14.1%)、「睡眠」(11.6%)が続きました。健康維持に関わる関心は、かなり幅広い領域に分散しています。

注目したいのは、単に“健康に良いこと”を知りたいのではなく、なぜ不調が起こるのかという背景理解への関心が最も高い点です。知識の入口として原因を知り、そのうえで日常の対策へつなげたいという情報行動がうかがえます。

食事・栄養について、特に知りたいことは何ですか?(有効回答者数:313名)

食事・栄養について、特に知りたいことは何ですか?(有効回答者数:313名)
「何を食べると健康に良いか」(42.5%)が最も高く、「シニア向けの栄養バランス」(28.4%)が続きました。さらに「タンパク質のとり方」(11.5%)、「塩分・糖分の控え方」(11.5%)も一定の関心を集めています。

食事テーマでは、栄養学の知識そのものより“毎日の献立や選び方にどう落とし込むか”が重視されています。高齢期に入ってからの体づくりや不調予防を意識しつつ、無理なく実践できる食習慣を求めている姿が見えてきます。

腸内環境について、特に知りたいことは何ですか?(有効回答者数:299名)

腸内環境について、特に知りたいことは何ですか?(有効回答者数:299名)
「毎日の食事でできる腸活」(25.8%)と「腸と免疫の関係」(24.4%)がほぼ並び、「便秘対策」(16.1%)、「腸と睡眠の関係」(14.4%)が続きました。腸内環境を幅広い体調管理と結びつけて捉える傾向が見られます。

腸活への関心は、単にお腹の調子を整える話にとどまっていません。免疫や睡眠まで含めて、全身のコンディションを左右する要素として理解されており、食生活から無理なく整えたいという実用的な意識が強いようです。

睡眠について、特に知りたいことは何ですか?(有効回答者数:242名)

睡眠について、特に知りたいことは何ですか?(有効回答者数:242名)
「夜中に目が覚める原因」(35.5%)が最も高く、「寝つきをよくする方法」(26.0%)が続きました。「朝すっきり起きる方法」(13.2%)や「睡眠と食事の関係」(11.2%)にも関心が集まっています。

睡眠への悩みは、量の不足よりも質の低下や中途覚醒に集中していることが分かります。加齢とともに起こりやすい変化を前提にしながら、夜の過ごし方や生活リズムを整えるヒントを求めていると考えられます。

調査概要

調査対象 コスモラボのアンケートモニター
調査地域 全国
調査方法 ネットリサーチ
調査時期 2026年4月実施
回答者数 2079名
調査会社 コスモラボ ( コスモヘルス株式会社 )
総評 本調査では、シニア層が健康のために最も大切だと考えるものとして「食事」(46.7%)と「睡眠」(41.3%)を挙げており、健康意識の中心が日常習慣にあることが明確になりました。運動や人との交流も重要ではあるものの、まずは毎日の食べ方と休み方を整えることが健康維持の土台として強く認識されています。
その一方で、今後特に知りたいテーマでは「病気や不調の原因」(20.7%)が最も高く、次いで「食事・栄養」(15.1%)、「腸内環境」(14.4%)、「免疫力」(14.1%)が続きました。健康に良いことを漠然と知りたいのではなく、不調の背景を理解したうえで、自分に必要な対策を選びたいという姿勢がうかがえます。
詳細テーマを見ると、「何を食べると健康に良いか」(42.5%)、「毎日の食事でできる腸活」(25.8%)、「夜中に目が覚める原因」(35.5%)、「毎日続けやすい運動」(38.6%)、「健康寿命を延ばす習慣」(46.7%)など、いずれも暮らしの中で実践しやすい内容が上位でした。専門知識よりも、すぐ役立つ具体策への需要が強いことが分かります。
また、「年齢とともに不調が増える理由」(29.5%)や「血圧を安定させる生活習慣」(33.0%)、「免疫力を保つ食事」(34.1%)といった結果からは、シニア層が加齢に伴う変化を前向きに受け止めつつ、できる範囲で備えたいと考えていることも読み取れます。予防や維持への意識が強く、重症化してからではなく日常段階で整えたいという考えが広がっています。
総じて、今回の調査で見えてきたのは、健康情報に対するニーズが“気をつけましょう”という一般論から、“何が原因で、毎日どうすればよいか”という実践知へ移っていることです。今後の情報提供では、食事・睡眠・腸活・運動・健康寿命といった関心の高いテーマを、具体的で続けやすい行動へ落とし込んで伝えることが、シニア層の健康行動を後押しする鍵になると考えられます。